若者の痛い所を突く「確かに」

若者のあるあるや自分の体験談をある意味で真正面から、とてつもなく爆発的に盛って書いていくブログ。途中から作者自身も何を書いているのかわからなくなる。頭を空っぽにすると辛うじて内容が理解できます。

コンプレックス、とりわけ童貞は早めに自分から言った方が良い

コンプレックス。自分の欠点、恥ずかしい所。人によって色んなコンプレックスがあると思うが、共通しているのは人に見られたくないということである。

 


ほとんどの人が自分が恥ずかしい思いをしたくないがために周りを伺って隠して来ている。

 

しかし、人によっては逆に自分のコンプレックスをさらけ出してそれを武器に人間関係を円滑にしていく人がいるのも確か。

 

そしてそういう人は総じて強い人間である可能性が高い。

弱みを使いこなして逆に強さに加算できるのは確かに強い人間にしかできないのだ。

僕自身の経験では、高校ではあまり感じられなかったが大学に入って同級生や先輩、大人と関わっていく過程でそういう人達に出会った経験があったと思う。
そして実際に、そういった人たちは人気者だったり知名度の高い人たちが多かった。

 

 

 

大学生における童貞

 


ここからは例として自分の経験を通して多くの男子達にとって現実的な問題である童貞についてのコンプレックスを書いてみたいと思う。

 

僕は童貞を卒業したのは大学二年生の時である。

 

普通に遅いのだ。


元々中高一貫の男子校に通っていて、全く女子の介在しない世界で18歳まで生きてきた。生徒の8、9割が童貞であり、そんな世界が普通だと思っていた人間だ。


そんな純粋純潔の童貞たる僕が女子免疫0の状態で大学に入学し、心底女子なんて別の生き物かと思ってるような状態で、晴れて数年ぶりに女子と会話した。

 

もうやばかった。

 

アレだった。

 

舐めていたのだ。

 

いくら久しぶりとはいえもうちょっとスムーズに会話できるものだと思ってたね。

 

だが違ったのだ。全然違う。思い違いも甚だしい。童貞のくせに調子こいて女子に慣れてるアピールしようとカッコつけるものではない。

 

まず目が合わせられないのだ。

 

いや、合ってはいる。合ってはいるが一瞬しか合わせられないのだ。

相槌を打つ時とか話し始める時、あるいは相手が話を振ってくれた時。要所要所で目を合わせているつもりにはなっているが、所詮は一瞬でしかない。

 

 

時間で言えば0.3秒ぐらいである。0.3秒見つめたら速効で横に目線がスライドしていた。

 

 

もちろんわざとじゃない。わざとだったら0.3秒どころか30秒は見つめていたいくらいだった。自然だ。森羅万象の理なのだ。

 

 

それがまるでこの世の童貞という概念に定められた摂理なのだといわんばかりに自然に目が水平移動していく。

 

 

そして僕の童貞性はすぐにめくれてしまった。

 

 

そりゃそうなのだ。どこの世界に0.3秒しか目が合わない男のことを女子に慣れていると判断する奴がいるのだろうか。そんな奴がいたとしたらそいつの目は節穴でしかない。

 

 

と言いたいところだが、実はいる。

節穴がいるのだ。すぐそこに。

 

『自分』である。

 

 

そう、他の誰でもない自分自身が気づいてないのだ。

自分だけはその節穴具合に気づいていないのだ。一瞬目を合わせただけで大丈夫だと、そう思っちゃってるのだ。

 

「女の子の顔見るの恥ずかしくてあんまり見れないけど、ちょいちょい目を合わせていってるから大丈夫や!」

 

と、根拠もなしに思っている。

 

こういうのは後になって人から言われたり、自分で愚かさに気づいていくものだと思うが当時はほんとに気づいていない。女慣れのしてなさに気づかれていることに気づいていないのだ。

 

とんでもない空回りである。

 

 

 

だが、実際そのこと自体は別にいいのだ。

 

女性の方も多少察するだけで、こっちがどう思ってるかなんてのはわからないのだから。

 

問題はここからである。

 

サークルに入って飲み会などで色んな人に関わっていく上で、僕の場合は童貞であることを先輩に話したら速効でサークル中に広まってしまっていた。

 

「え、お前童貞なん?まじかw、じゃあちょっとこっち来いwww」


みたいな感じ。

 

女の子の部員がいっぱいいる所に連れてこられ、男僕一人だけその中に放られていたりした。

 

女子だけの空間などぶっちゃけ僕からしたら異世界に放り込まれたようなものだ。

異世界転移である。

チートハーレム主人公である。

俺TUEEE生活の始まりである。

 

 

というのは冗談でもちろんそんなことはなく、現実ではレベル1からのスタートだったが。

 


実際最初の一年は女子に慣れる一年のようなものだった。そこから二年になって無事童貞卒業したわけだが、その一年で自分は飲み会においてそこそこの頻度で童貞をいじられていた。

 


僕自身は普通に恥ずかしかったから言わなかったので先輩からのフリがほとんどだったが、そうやっていじられていることで他のサークルの部員と話せる機会も多かったし、色んな人に知られる事が出来ていたのだ。

 


逆に先輩からのフリがなかったら、かえって下ネタの話題になった時に変に緊張する羽目になったり、女性と会話する機会も少なくなっていたはずだ。先輩には三つ指ついて土下座で感謝の念を伝えに行きたい所存である。

 

 

そうなのだ。

大した経験もしてない童貞が恥を隠して見栄を張ろうとしたところで、本性などどうせすぐめくれる。ばれるのである。というかバレた。何回か女性の方から言われたし。

 

 飲み会で自分が童貞であることを知る人と知らない人がいる状態での恋愛とかセックスの話をしてる時なんて苦行以外の何でもない。

 

針の筵である。

 

そうならないためにも早めに楽になったほうがいいのである。

 

僕の場合は半強制だったが、そんな風にコンプレックスは実際隠していると自分自身に余計な気を回すし、隠し事をしている気分になってしまって生活を楽しめないといったことになりかねない。

 


もちろん本当に知られたらまずい事だったら自分の中に秘めたほうがいい場合もあるが、そうでない場合であるならばさっさと自分の口から言い出していったほうがその後も安心して人と関わることができる。
場合によっては逆にそれがキーワードになって知らない所で思い出してもらえるということもあり得る。

 

そういう事なのだ。

学生なんて若いうちはマジで童貞はさっさと公表したほうがいい。